【中小企業診断士2次試験】過去問を解いた後に読んでおきたい本①
今回からは、中小企業診断士2次試験受験者必見の新連載!
過去問を解いた後に読んでおきたい本シリーズをお届けします。
中小企業診断士の2次試験は、1次試験のマーク式とは異なり論述試験です。
模範解答が示されないこともあり、どこまで勉強すれば合格基準に達しているのかが分かりにくく、私も受験生時代には四苦八苦しておりました。
このような中、初見の事例に対する対応力=80分という短い時間の中で素早く適切に考えて書く力、を身に着けることが重要で、このために①論理的思考力と②分かりやすく記述する力、を鍛えること。
これこそが合格への近道なのではと考えています。
本見解に基づき、本日から数回に分けてご紹介させていただきます。
まずは定番&入門書!「新版 考える技術・書く技術」
ビジネス書の定番ですからご存知の方も多いと思います。
私の場合、入社時の配属から経営企画部だったこともあり、
入社1年目の時、当時の直属の上司から勧められて熟読していました。
本書のおすすめポイントは、以下の通りです。
・自分の考えを論理的に構成する術を学べる
特に、導入部における「状況→複雑化→疑問→解決」の考え方や、
帰納的理由づけを行う場合の注意点(グループ化の定義づけと不釣合いなものの見極め)については一読の価値があります。
ビジネスの場を想定すると、「状況→複雑化→疑問→解決」を適切に行うことで、
こちらの考え方を相手にはっきり伝えることができます。
ただし、読みやすいとは言い難い本です。ぜひじっくり読んでいただき、本書のノウハウを自分のものにしてもらいたいところですが、すべて読むにはページ数(全289ページ)が多いと感じる方や、少しでも時間を節約したい方は、2次試験対策という観点から、第Ⅰ部と第Ⅱ部のみで良いかもしれません。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。