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【中小企業診断士2次試験】過去問を解いた後に読んでおきたい本②

過去問を解いた後に読んでおきたい本シリーズの第2弾です!

今回ご紹介の本は事例Ⅱ対策としてはかなり定番となっており、ここで書く必要もないかもしれませんが、私個人として大変参考になったので、あえて触れさせていただきます。

 

岩崎氏著書「小が大を超えるマーケティングの原則」

 

試験委員である岩崎邦彦氏の著書です。

この他にも、「スモールビジネス・マーケティング」や「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」といった著書がありますが、読みやすさ・分かりやすさという視点から、どれを読んでいいか迷っている方には、本書をおすすめいたします。(時間に余裕があれば、全てに目を通しておくのが理想です)

 

中小企業診断士2次試験の事例企業は総じて小規模の企業です。普段は大企業に勤務されている方も、2次試験においては小さい企業の視点に立って解答を組み立てる必要があります。

本書は、"小規模であることを強みに変えて大企業に対抗する"という論証に終始しており、このための普遍的なフレームワーク(ほんもの力・きずな力・コミュニケーション力)が提示されています。私の場合、これから大きく逸脱する考え方では2次試験で点数を伸ばすことは難しいと判断し、繰り返し読んでいました。

 

読み物としては、小規模企業の進む方向性としては正しいと感じる一方、どこに・何を・どのようにの判断(神戸大学大学院三品先生の言葉をお借りすると、"立地"や"構え"をどうするかということ)には非常に高度な経営判断が必要です。定石は、企業ドメイン・事業ドメインの機能的定義を通じてという事なのかなと思いますが、実務では中々うまくいかず、歯痒く思うことも多いです。

 

いずれにしても、中小企業診断士受験生なら読む価値は必ずあります。

特に、事例Ⅱの点数が伸び悩んでいたり、解答の方向性に悩んでいる方は、ぜひとも読んでみて下さい。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

www.ys-nagai.com

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