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伝説の月9「やまとなでしこ」神野桜子から学ぶ婚活戦略

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「欅って書けない?」おバカキャラNo.1決定戦の一幕。
question「環太平洋パートナーシップ協定をアルファベット3文字でお答え下さい。」
石森虹花さん「……U…N…C」
ハライチ澤部さん「UNC?うんち?」

久方ぶりの大爆笑。けやかけありがとう。
こじろうです。


一部ネタバレあり。
月9ドラマ「やまとなでしこ」は、2000年にフジテレビで放送されたドラマだ。全11回で平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%。

■ストーリーの概要
客室乗務員の神野桜子は、気配り上手で類まれな美貌を持つが、貧しい漁師の家に生まれた過去から、玉の輿に乗るべく、合コンに情熱を燃やしていた。大病院の御曹司を射止めても、更なる標的を狙う桜子の前に現れたのは、超金持ちの医者・中原欧介。しかし本当の彼は、小さな魚屋で恋愛に臆病だった。 心よりお金が大事と公言する一方で、亡き母が教えてくれたお金では買えないたった一つのものが頭を離れない桜子が、本当の恋を見つけるまでを描く物語である。
(引用元:wikipedia)

神野桜子の魅力

最大の魅力は、可愛いさと憎らしさが絶妙なバランスで成り立っているところだ。これは、DVD-BOXに収録されているインタビューで、松嶋菜々子さんが演じる上でのポイントとして挙げている部分でもある。実際、10分に一回は憎らしいこと(主に貧乏批判やお金至上主義)を言っている気がするが、私は全く嫌みを感じない。

ちなみに、本作のDVD-BOXには各話の次回予告はもちろん、出演者へのインタビューやメイキング映像、最終巻には、劇中のサプライズパーティーの模様が収録されている。数あるテレビドラマのDVD-BOXの中でも、屈指の充実具合に頭が上がらない。


行動基準の明確化

そんな彼女は、「お金持ちと結婚する」という極めて明快な理念を掲げている。行動基準も明確だ。27歳を女性としての売り時のピークと想定し、合コンなどを通じて出会った男性の中から、一番のお金持ちを見極めて結婚する。この目的を達成するために、独自の婚活戦略を展開している。※1

※1 まさに経営理念を最上位とする戦略ピラミッド。経営理念、経営ビジョン、企業戦略、事業戦略で構成され、いずれのレベルでも、一貫性や整合性を保つ重要である。


婚活戦略1 とにかく出会いの数を増やす

単純だけど、彼女にとっては基本戦略。国際線の客室乗務員という強みを存分に生かしている。国際線のファーストクラスはお金持ちの宝庫。合コンの約束をするにはもってこいというわけだ。また、お金持ちを的確に見極める目を養い、成功率を少しでも上げるため、工夫を怠らないのが彼女らしい。なお、仕事はきっちりこなしている模様。


婚活戦略2 必勝パターンを確立し勝率を最大化

熱々のコーヒーを、相手の男性にわざとこぼす。男性は火傷が治るまで、彼女を忘れることができない。結果、男性の方から彼女をデートに誘うことになる。プッシュ戦略と見せかけた、巧妙なプル戦略。また、合コンだけでなく、結婚披露宴や同窓会など、シチュエーションに合わせた最適な戦略も用意。ここでも、一番のお金持ちを見極める目を最大限活用し、効率的に目的達成。


婚活戦略3 勝負所で着た洋服は二度と着ない

これは中々真似できない。差別化のレベルが段違い。というか、本当に差別化になるのか?彼女はどの洋服をいつ誰に対して着たのか、完璧に覚えているようだ。これを記憶する手間、手持ちの洋服の管理コスト、新しい洋服の購入費用などを考慮すると、費用対効果は良くない気がする。しかし、これが彼女の信念であり魅力なのだ。


婚活戦略4 資源(=カネ)配分の最適化

圧巻である。住むところや食事は二の次。給料のほとんどを洋服に注ぎ込んでいる。マンションで男は釣れない。洋服が一番。競争優位を確立する要因の一つになっている。彼女のコアコンピタンス。ただし、劇中では、老朽化の進んだ安アパートであったことから、漏電により部屋が火事となり、ある一着を除き、洋服が燃えてしまった。結果論になるが、リスク管理が甘かったといえる。だが、話は続く。この後すぐ、洋服のプレゼントが山のように届くというオチ。速やかな事業再生により、機会損失を最小化。


以上のような神野桜子の戦略を参考に、男性も女性も婚活を有利に効率よく進めましょう。あまり参考にならないって?確かにその通りだ。


この記事、需要あるのかな。